「帰るわ」

遅刻して、3限から授業に出てたけど

昼休み。

面倒になって帰る事にした。

「ちょ…魅柚‼??」

「先生にはサボりって

伝えていいよ」

そういってあたしは

カバンを持って

教室を出た。

どこにいても

色も

においも

なにもかも感じなくなって。

感情なんて

もう自分ではコントロールできない。

それでも

ケータイを見ていつも涙を流す自分がいる。

毎日5分ごとに

空海からのメールが入るから。

そして瑠貴唖さんからも。