歩いて駅に行った

「もう遅いし送るよ。俺すぐそこにバイトあるから」

「えっいいよ。電車で帰れる」

「痴漢にあったらどーすんの?」

確かに。

時間も時間だし

「お願いします」



真人はあたしに

ヘルメを被せ

エンジンをいれる



「お前んち南高の近くだよな」

「うん」

「しっかり掴まれよ」



2回目の真人の後ろ

幸せすぎた

彼女の気分になれる

周りから見たら

付き合ってるようにしか

見えないんだろうな

本当は友達

この夢がいつまでも続けばいい

家に着きたくない

夢が覚めて欲しくない



「着いた」

もう着いちゃった

夢はこうも簡単に覚めてしまう

「ありがとう」

あたしはバイクから降りた

「ひかりまた遊ぼ。」

「えっ?」

「また話聞いてよ」

「うん」

「じゃあまたメールする。バイバイ」

「バイバイ」

真人は帰ってしまった



夢みたいだよ

また今度遊ぼって

またがあるんだ

友達としてだけど

でもいい

女友達の一番になるから