隣町までの小さなお出かけ。
私はかばんに、ある物を入れて家を出る。
村はずれの古ぼけたバス停で待つこと15分。
駄菓子屋さんで買ったビスケットをシオンと二人で食べながら、バスの中でたくさんお話をした。
「ルーナはバス初めてなんだ?」
「うん。…ちょっとこわいけど、なんだか楽しい…」
がたがたと揺れて決して居心地はよくなかったけど、シオン達が当たり前のように乗るバスに私もちょっぴり好きになる。
だって
窓から見えるつぎつぎと移り変わる景色に
ビスケットを食べながらでも目的地に着く不思議さが
とっても新鮮だったの。
シオンが開けた窓から、流れる風を感じた。
羽根で空を飛んでるみたいで
懐かしかった―…
私はかばんに、ある物を入れて家を出る。
村はずれの古ぼけたバス停で待つこと15分。
駄菓子屋さんで買ったビスケットをシオンと二人で食べながら、バスの中でたくさんお話をした。
「ルーナはバス初めてなんだ?」
「うん。…ちょっとこわいけど、なんだか楽しい…」
がたがたと揺れて決して居心地はよくなかったけど、シオン達が当たり前のように乗るバスに私もちょっぴり好きになる。
だって
窓から見えるつぎつぎと移り変わる景色に
ビスケットを食べながらでも目的地に着く不思議さが
とっても新鮮だったの。
シオンが開けた窓から、流れる風を感じた。
羽根で空を飛んでるみたいで
懐かしかった―…
