月と星と陽

「あらっ!シオンいらっしゃい。久しぶりねぇ?ルナリア、中にいるわよ。」


「おばさんこんにちは!おじゃましまーす」

ルナリアの家の扉を開けるなりおばさんが出迎えてくれた。

僕は会釈してルナリアの部屋へと向かう。
ルナリアの部屋は奥。
ドアには僕が作った柊のリースが飾られていた。



とん、とん。



「…」

ノックしてドアが開くなり銀髪が目の前に映る。



…えぇ??なんでいるの?



ルーナは相変わらずの無表情で僕を出迎えていた。



「…えぇっ?…あの…シオンです!」



「…こっち」

ルーナは一歩身を引いて僕を通す。
部屋に入るとルナリアがげらげらと笑っていた。