その集会には、いかつい人たちが

たくさんいてテレビで見る光景が

目の前に広がっている。

少し怖い気持ちもあったけど

美鈴の彼氏がいるから安心は出来た。

その中の一人がこちらに気づき

「よお。お前ら怖くないのかよ。」

と笑いながら近づいてきて

見た目は派手だけど中身はすごく

いい人。すぐに仲良くなれた。

そしてその中にいたのが

初めて恋した岡崎総長だった。

何回か話しているうちに仲良くなり

いつの間にか付き合っていた。

だけど事件が起こった。

族の中で唯一話せたのが

京ちゃんだった。

しかし、それを変に思った族の仲間が

私の彼氏に告げ口をして喧嘩になった。

殴り合いのけんかでさすがにまずい!

と思ったが手遅れだった。

「好きにしろ」と言われ、

立ち尽くしたままの私は

どうすることも出来ずに

京ちゃんを選んだ。

これが、一回目の本気の恋になった。