きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

あたしがドキドキしたのと同じように、圭輔にもドキドキしてほしかったのに。


あたしがすごく嬉しかったように、圭輔にも喜んでほしかったのに。


それなのに、圭輔のヤツ……。


あんな言い方するなんて。


悔しくて、悲しくて……。


あたしはグッと唇を噛みしめて、上履きのつま先を睨みつけた。


それなのに、圭輔は謝ることなく、そればかりか、怒ったような声を出した。