「……おい、莉子」
あたしを呼ぶように、圭輔が片手を振っているのが、視界の隅に映った。
でも、やめないもん。
だって、あたし……。
「初めてなんだよ? すっごい勇気出したんだから」
記念すべき、あたしの初彼氏。
しかも、一生の思い出に残る、初めてのキス。
それを……。
あたしを呼ぶように、圭輔が片手を振っているのが、視界の隅に映った。
でも、やめないもん。
だって、あたし……。
「初めてなんだよ? すっごい勇気出したんだから」
記念すべき、あたしの初彼氏。
しかも、一生の思い出に残る、初めてのキス。
それを……。

