「そんな意地悪なことばっかり言っちゃってさ」
「……いや、だから。それは……」
「あたしがキスしたことだって。もっと喜んでくれたっていいじゃん!!」
そう、なんだ。
あたし……、圭輔に祝福してほしかったんだ。
家がお隣同士で。
記憶がないくらい昔から、たぶん……家族の誰よりも近い存在。
「……いや、だから。それは……」
「あたしがキスしたことだって。もっと喜んでくれたっていいじゃん!!」
そう、なんだ。
あたし……、圭輔に祝福してほしかったんだ。
家がお隣同士で。
記憶がないくらい昔から、たぶん……家族の誰よりも近い存在。

