きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

「ヤベ。耳がおかしい」


「……ん?」


「急に聞こえづらくなった。あー、あー……」


「……ちょっと、圭輔」


「おっ。よかった。聞こえる」


「…………」


「悪ィな、莉子。今の、もう一度言ってくれ」


圭輔は顔の前で手を合わせ、拝むようにあたしに頼んだ。