きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

「ん?
相変わらず理解が悪いな」


イヤそうに顔を歪めた後、親指で自分を指さした。


「俺の所属する野球部が、文化祭のために、視聴覚室で展示した、数々の展示品の片付け。
野球部員はみんなそれぞれ忙しいから、メンバーは俺と莉子のふたりだけ。
……って、今度はわかったか!?」


「そんな大声出さなくても……。
わかったよ……。
わかったけど……」


それとあたしと、どういう関係!?


あたし、圭輔と違って、野球部じゃないし!!


そんなの、野球部のお友達とやってよね!!