きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

わざと意地悪そうにそう言ったのは、きっと……。


圭輔の優しさ。


だって、その証拠に……。


次の瞬間、圭輔は真顔に戻って、空を見あげた。


「好きなら好きで、別にいいだろ?
一緒にいたけりゃ、一緒にいれば、それでいいだろ。
男と女だから、恋人じゃなきゃいけないなんて。
そんな決まり、どこにあんだよ」


「…………」


「友情だって、それもひとつの形だろ?
“好き”っていう気持ちのさ」