きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

「この人……。
莉子は……」


そんな言葉を、ゆっくりとつむぎながら……。


蒼空くんは、スッと立ち上がった。


「さっきまでは、彼女だと思ってたけどね?」


「……え?」


重なるあたしと、女の子の声。


でも、あたしがなにか言うよりも早く……。


「え?
彼女?
なに、ソレ」


女の子は手に持っていた本を、立ち上がった蒼空くんに押し付けた。