ど……ど……どうしよう……。 蒼空くんに手首をギュッと掴まれて、連れてこられた蒼空くんのおウチの蒼空くんの部屋。 ど……ど……どうしよう。 目の前には、可愛い顔をキリッと引きしめ、シャーペンをカチカチする蒼空くんの姿。 フローリングの上に敷いてあるラグに正座するあたしと、足を投げ出している蒼空くん。 その対照的な姿勢の違いはもちろん……。 「……何? 莉子、見すぎ。 つか、緊張してんの?」