きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

急接近されて、抱きしめられて。


うれしいやら、恥ずかしいやら。


ぼわわん……とした頭で、考える。


あれ? これって、蒼空くん、もしかして……。


「背ぇ伸びた?」


この前まで、ほんの少し上にあった蒼空くんの顔。


今日はもう少し顔の角度をあげなきゃ、蒼空くんの顔を見られない。


だからあたしは、蒼空くんに抱きしめられた状態で、顔を上に向けた。