きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

「莉子のクセに、生意気」


そんな言葉と共に蒼空くんがあたしの隣に来て……


バフッとドアに寄りかかった。


「蒼空くん。次の駅、こっちの扉が開くよ」


さっき流れたアナウンスを蒼空くんに伝える。


すると蒼空くんは、にこっと可愛く笑って……


「ん? へーき。こーするから」


電車が駅に着くと同時に、あたしを抱きしめるようにして、ドアの横に身を寄せた。