きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

蒼空くんの後ろをとぼとぼついて行きながら、あたしは小さくため息をついた。


蒼空くんのことを好きになったのは、あたしだし。


蒼空くんを好き! って気持ちが大きいのも、あたしだし。


蒼空くんは……まだそんなに……。


あたしのことを好きじゃないかもしれないし。


それなのに、こうして付き合ってくれるとか。


それなのに、こうして会ってくれるとか。


それだけで感謝しなくちゃいけないのに。