ど……ど……どうしよう……。 まだ胸のドキドキが鳴り止まない。 圭輔の胸の中からなんとか逃げ出して、教室に戻り、カバンを肩にかけた。 そして、急いで校門に向かったけど……。 さっき圭輔が触れたおでこが熱い。 頬にも耳にも鼻の頭にも…… キスを落とした圭輔の……男の顔が忘れられない。 今まで圭輔のこと、男として意識したことなかったのに。