きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

「ふーん。でも、そうでもないんだな」


「……え?」


「俺、言っただろ? “奪う”って」


「……な……なに、マジな顔してんの? 圭輔……」


圭輔の真剣な顔がなんだか怖くて、茶化したあたし。


そんなあたしに、圭輔は……。


「仕方ねぇだろ? マジなんだから」


切れ長の目をスッと細めて、切なそうな声を落とした。


「……え?」