きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

ふしゅーっと音をたてる勢いで照れるあたしに、蒼空くんはクスッと笑う。


『それとも、莉子。やめとく? 今日、オレの部屋に来るの』


「……え? なんで?」


そう聞いたあたしの耳に、蒼空くんは、少しキケンな香りのする言葉を流し込んだ。


『オレだって、男だし?』


「へ?」


『さっき莉子が妄想したみたいなこと……。十分、してあげられるよ?』


「えっ!? ……って、あたし。何て言ったの?」