きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

蒼空くんからということもあって、にやつく口元が止められない。


あたしとは対照的に、ムッとした顔をあたしに向ける圭輔。


その圭輔に、『ごめん』と片手で手刀を切って、あたしはふたりにくるりと背中を向けた。


あとは、さ。圭輔。


あんたが丸く治めといてよ~。


やっぱ、ドロ舟からは、さっさと逃げ出すのが一番っ!!


あたしにはやっぱり、幼なじみよりも、女友達よりも……。


蒼空くんだぁぁぁあああ!!