きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

すると花巻さんは……。


「いや~ん……。怖い顔……しないでくださ~い……」


おびえた小動物のような目をして、体をきゅっと縮めた。


「持木さん、こわ~い……」


……って、あたしのせい!?


いや、あのね……。


そんな大きな……きゅるんとした目にね、涙なんか浮かべられると……。


「ごめん……。いや……。別に、怒ってないし……」


あたしが悪いわけじゃないハズなのに、あわあわと焦り、謝ってしまう。