学校帰りに待ち合わせた公園。 10月の公園は、薄暗くなるのが早くて。 もちろん、シャツにカーデを羽織っただけの学校スタイルじゃ、うっすら寒い。 それなのに、頬にカップアイスをあてられて、あたしはベンチに座ったままぴょんと飛びあがった。 「ひゃっ! 冷たっ!!」 そんなあたしを、蒼空くんはくすりと笑う。