きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

そんな……素直な圭輔を見ていると、逆にいじめたくなって、あたしは圭輔のユニフォームを掴んで引き寄せた。


「圭輔、さ。あたしのこと抱きしめたおわびに……。数学教えてよ」


「……は?」


「いやぁ、まいったよ。来週蒼空くんに、数学教える約束しちゃってさぁ」


「…………」


「年上の彼女って、やっぱり……。甘えたくなるのかなぁ?」


「…………」