きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】

圭輔は、イライラッとしたように、口端を歪めた。


そんな、眉間にしわを寄せた圭輔に向かって、あたしは唇を突き出した。


「あたしはぁ、圭輔が気安く触れるような女じゃないんですぅ。あたしは、もう、蒼空くんのものなんですぅ!!」


「…………」


一瞬の沈黙の後、ふーっとため息をついて、圭輔はあたしの体を離した。


「わーったよ」


そう言うと、圭輔は顔の横に両手をあげた。