朝方に帰り、眠るだけの家は殺風景で、誰も女の子の部屋だとは思わないだろう。 昼過ぎに起き、準備をして家に出る。 何も変わらない日常。 期待することを辞めた私は、どんどんこの街に染められていった。 黒く滲んだ毎日は、それを塗り潰すような眩しいネオンの光に濁るばかり。 決して綺麗とは呼べなかった。