この頃はこのチームの仲間だけが
俺の支えになる存在だった。






「おい。タカ。こっちこい」



「はい」



オレの二個上の先輩。
中学の時よく可愛いがってくれていた。
おまけにバリバリ現役ヤンキーで
今年に18歳になる今もムチャばっかり
している。周りからは
[ラーテル]と呼ばれている。
ラーテルとはイタチの仲間で
ライオンや毒蛇など自分より強く
デカイ相手でも立ち向かう動物らしい。









「タカ。この女だ」




先輩の後ろには身長が高く、
スラッとした女がいた。



「タカ君?今日はよろしく〜」



「え、いや。こちらこそ////」



予想外にキレイ過ぎた女だったから
目をすぐそらしてしまう。


化粧は少し濃いが
ぱっちりした目といい
高い鼻といい
俺が今まで見た中で一番タイプの
顔をしていた。
長い髪は派手な色をしている。
……………。



「ミキさん。美人っすね!!!!」



「…………え」