お前が現れるのは突然だった。
「おい。タカ」
「なんスか?」
「俺の女が今から来んだけどよ。女の連れも来るらしんだよ。ケツに乗してやってくんねぇか?」
「俺のケツにっスか?」
「おぉ。頼むわ。でもいいぢゃねぇかよ。その女、お前の好きな気の強ぇ女だったぞ?」
「まぢっスか!?」
「おう。」
俺らのチームは単車持ちの奴だけが入るチーム。
今の時代。暴走族…と言うのは
止めてなんちゃってツーリング チーム
って言う事にしている。
気の荒い人しかいないが
バイクと言う乗り物が好きなだけで
喧嘩上等で走っていないからだ。
中学を卒業後直ぐにこのチームに
入れと誘われた。
単車が好きだし、ここらでは有名なチームだったか入った。
理由はそんだけ。


