~2年前~


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなって席につく。

中学3年生、春。

やっと新しいクラスに
馴染んできた時期だった。


「えっ-と、今日わ
転校生がくる」

朝のHRの先生の言葉で、
優たちわ一気にテンションが
上がった。

「入ってきなさい」


 ―-ガラッ―-

「○×中学校から来ました
香田飛龍っす。」

女子の半分わ、
一気に心を奪われたみたいに
目が輝いてた(笑)

優わ、ふう-んっ
て感じだったんだよね。


全く、興味なかったし
このひととの未来とか
想像すらしてなかった(笑)