夏希はものを忘れるのが多すぎる。


「仕方ねぇな、ほら、」


「姉貴、口調変わってる」

あ、忘れてた。ま、誰も聞いてないみたいだし。てか、女子は夏希ばっか見てるし。


ドン


『キャ!』


ドテ


廊下を歩いてた女と夏希の肩がぶっかった衝動で女は転けた。


つーか普通転けねぇだろ。


キモッ!