底無しの魔力を携えた赤毛の魔獣の正体は、南の大陸のグレイドであるフロティアの元幹部・炎駒であった。
「貴様……」
炎駒の全身がザワッと総毛立ち、一瞬激しい魔力が溢れ出す。
「さすが魔界にその名を轟かす‘四麒麟’が一魔だ。ふふっ、お前は生来の平和を好む麒麟などではない。神獣だった遥か昔の血など忘れてしまえ。お前は、闘争の血が色濃く流れる魔族だ!」
ディナスもその魔力を解放する。
しかし炎駒はすぐに、自分の魔力を静めた。
「森を支配するというだけあって、大した魔力だ。それはこの世でお前だけに授けられた‘魔吸収’の特殊能力によるものだな?そうだろう、造られた生物兵器、キメラよ」
今度は逆にディナスの全身が総毛立つ。
「死にたいのか?」
「お前がアバルに憎悪を抱いているのは知っている。だが、魔族を吸収すればするほどますますキメラ……複合魔獣になってゆく。お前は憎きアバルのおかげで、その力を手にいれたわけだ」
「貴様……」
炎駒の全身がザワッと総毛立ち、一瞬激しい魔力が溢れ出す。
「さすが魔界にその名を轟かす‘四麒麟’が一魔だ。ふふっ、お前は生来の平和を好む麒麟などではない。神獣だった遥か昔の血など忘れてしまえ。お前は、闘争の血が色濃く流れる魔族だ!」
ディナスもその魔力を解放する。
しかし炎駒はすぐに、自分の魔力を静めた。
「森を支配するというだけあって、大した魔力だ。それはこの世でお前だけに授けられた‘魔吸収’の特殊能力によるものだな?そうだろう、造られた生物兵器、キメラよ」
今度は逆にディナスの全身が総毛立つ。
「死にたいのか?」
「お前がアバルに憎悪を抱いているのは知っている。だが、魔族を吸収すればするほどますますキメラ……複合魔獣になってゆく。お前は憎きアバルのおかげで、その力を手にいれたわけだ」

