その夜中。
病院を抜け出たジードは、ケルゲリオの家にいた。
「そういうわけだったのかジード」
「ああ、気を使わせて悪かったなケルゲリオ」
ジードはケルゲリオに自分がアバルに来た目的と、今の自分の気持ちの変化などを話した。
もちろん、魔神に関する事意外で。
「ジード、俺は信じてるよ。お前と、ラウドさん達が悪じゃないってな。でもいいのか?セレナ様達はお前を厚くもてなしてから見送りたいって話してたぜ」
「ガラじゃねえよ。それに、ホルンやセレナが無理するだろ?あの二魔は動いちゃいけない程の怪我を負ってるんだ」
二魔が話していると、背後から魔族の気配が近付いてきた。
「ジード、これ持っていきなよ」
その魔族は小さな筒をジードに投げ渡す。
「ホルン!」
「こんなことだろうと思ってね。それは賞金稼ぎが持ち歩いてるハンティングケースと言ってね。賞金首を保管する魔法の筒だ」
「賞金稼ぎ?魔法の筒?」
「あのあとすぐに部下達にセル山脈に再度入ってもらってな。サイクロプスにサーベルタイガー、ケルベロスの死体をそのハンティングケースに入れさせた」
「なんでだよ?」
「旅には金がかかる。山を越えればアバル一の商業都市セグルスツだ。そこで換金しなよ。剣も持った方がいいし、その衣服もお洒落じゃないしね」
ホルンはジードをバカにするように笑いながらそう話した。
もちろんそれは、ジードがハンティングケースを受け取りやすいようにわざと冗談めかして言ったのである。
「お、お洒落なんてわからねえし」
「装飾屋に全部任せりゃいいんだよ。その三魔の賞金がありゃあ、どんなに高い服でも屁みたいなものさ」
「ホルン……お前、会ったばかりの俺にも優しいんだな」
「会ったばかりだけど、命の恩魔だからね。それにジードは、もしかしたらこの国を変えてくれる存在かもしれないからな」
「俺は別にお前らに恩を売ろうなんて思ってないぜ。困ってる者がいたら手を貸すのは当然だ」
病院を抜け出たジードは、ケルゲリオの家にいた。
「そういうわけだったのかジード」
「ああ、気を使わせて悪かったなケルゲリオ」
ジードはケルゲリオに自分がアバルに来た目的と、今の自分の気持ちの変化などを話した。
もちろん、魔神に関する事意外で。
「ジード、俺は信じてるよ。お前と、ラウドさん達が悪じゃないってな。でもいいのか?セレナ様達はお前を厚くもてなしてから見送りたいって話してたぜ」
「ガラじゃねえよ。それに、ホルンやセレナが無理するだろ?あの二魔は動いちゃいけない程の怪我を負ってるんだ」
二魔が話していると、背後から魔族の気配が近付いてきた。
「ジード、これ持っていきなよ」
その魔族は小さな筒をジードに投げ渡す。
「ホルン!」
「こんなことだろうと思ってね。それは賞金稼ぎが持ち歩いてるハンティングケースと言ってね。賞金首を保管する魔法の筒だ」
「賞金稼ぎ?魔法の筒?」
「あのあとすぐに部下達にセル山脈に再度入ってもらってな。サイクロプスにサーベルタイガー、ケルベロスの死体をそのハンティングケースに入れさせた」
「なんでだよ?」
「旅には金がかかる。山を越えればアバル一の商業都市セグルスツだ。そこで換金しなよ。剣も持った方がいいし、その衣服もお洒落じゃないしね」
ホルンはジードをバカにするように笑いながらそう話した。
もちろんそれは、ジードがハンティングケースを受け取りやすいようにわざと冗談めかして言ったのである。
「お、お洒落なんてわからねえし」
「装飾屋に全部任せりゃいいんだよ。その三魔の賞金がありゃあ、どんなに高い服でも屁みたいなものさ」
「ホルン……お前、会ったばかりの俺にも優しいんだな」
「会ったばかりだけど、命の恩魔だからね。それにジードは、もしかしたらこの国を変えてくれる存在かもしれないからな」
「俺は別にお前らに恩を売ろうなんて思ってないぜ。困ってる者がいたら手を貸すのは当然だ」

