「バンジュウ……だっけ?せっかく俺がたまたま通りすがったんだ。余計な事すんじゃねえ。……まあ、あのでかいのは中の下ってとこだな」
ジードが中の下と言ったのは、魔獣の森で見た場合のドラガンのレベルの事である。
「小僧、息も出来ぬ程の冷気にあてられてあの世へ行け!」
ドラガンの回りの空気が急激に冷却する。
床がビキビキと凍り初め、その冷気がドラガンの右手に集まってゆく。
「バンジュウとともに死ね!」
ドラガンが右手を突き出し、冷気のこもった氷の魔法がジード達に襲いかかろうとした。
「な、なぜ……魔法が出ない?」
ドラガンの右手からは何も出ず、しかし回りの空気は更なる冷気に包まれる。
「俺が、お前の冷気を遥かに上回る魔法を敷き詰めているからさ」
「俺の冷気を遥かに……?」
「残念だったな。通りすがりの魔族に出会ったばかりによ」
冷気がドラガンを包んだ瞬間、ピキピキと音がして、あっという間に一体の氷像が出来上がった。
「さあて、じゃあ俺、行くから」
「ま、待ってくれ!君の名前は?」
「え……と、通りすがりヤロウ。べ、別にいいじゃねえか!じゃあ……」
「わ、わかった!名前は聞かん!だが、一つだけ頼み事を聞いてほしい。その女性と、おそらく地下に幽閉された子供を居住区に返してやってくれまいか?」
ジードが中の下と言ったのは、魔獣の森で見た場合のドラガンのレベルの事である。
「小僧、息も出来ぬ程の冷気にあてられてあの世へ行け!」
ドラガンの回りの空気が急激に冷却する。
床がビキビキと凍り初め、その冷気がドラガンの右手に集まってゆく。
「バンジュウとともに死ね!」
ドラガンが右手を突き出し、冷気のこもった氷の魔法がジード達に襲いかかろうとした。
「な、なぜ……魔法が出ない?」
ドラガンの右手からは何も出ず、しかし回りの空気は更なる冷気に包まれる。
「俺が、お前の冷気を遥かに上回る魔法を敷き詰めているからさ」
「俺の冷気を遥かに……?」
「残念だったな。通りすがりの魔族に出会ったばかりによ」
冷気がドラガンを包んだ瞬間、ピキピキと音がして、あっという間に一体の氷像が出来上がった。
「さあて、じゃあ俺、行くから」
「ま、待ってくれ!君の名前は?」
「え……と、通りすがりヤロウ。べ、別にいいじゃねえか!じゃあ……」
「わ、わかった!名前は聞かん!だが、一つだけ頼み事を聞いてほしい。その女性と、おそらく地下に幽閉された子供を居住区に返してやってくれまいか?」

