そしてその夜。
「エレナ、明日会えないか?その、話したい事があるんだ」
「え、今じゃ駄目なの?」
「い、いや、その…直接話したいし、わ、渡したい物があるというか…その…」
ラウドのこのモジモジとした態度は、エレナに伝わった。
「え!?あ…、ああ、もう1日暇よ!あ、あ、あの…、うん。あたしもラウドに会いたい…。明日、午後にラウドの家に行くわ」
「私が行くよ。第二師団の領地は近くないからな」
「馬で行けば半日もかからないわ。それに、城だと何だかゆっくりできないし」
「…そうか。悪いな。じゃあ待ってるよ」
ラウドは数年前に買っておいた婚約指輪をせかせかと用意した。
翌朝―
エレナは森の道へと馬を進める。
その様子を、上空から眺める1魔の魔族がいた。
「あの女がラウドの最愛の…」
エレナが森に入りしばらく進むと、突然それは現れた。
目の前にほとばしる閃光。突然の落雷に、馬が前足を上げ、エレナは振り落とされた。
「あっ!」
そして駆け去る馬を落雷が襲った。
「あ、あなたは…!」
「グハハハ!何十年振りだなあ!ラウドの女よ!」
エレナが倒れながら見上げた先には、憎悪の雷獣ギドラスがいたのだ。
「ラウドを傷付けるよりも、もっとヤツが苦しむ方法はないかと思ってな。だから最愛の女を葬り去る事にした」
「な、なんですって…!?」
そのときラウドと妖狐は、同時にその魔力を感じ取る。
「ギドラス…?あの方向は…まさか!!」
【あの雷獣か?性懲りもなくまた来たのか…】
ラウドは全速力でそこへ向かった。そして妖狐もギドラスのもとへ向かう。エレナの命の灯は、ギドラスによって消し去られようとしていた。
「エレナ、明日会えないか?その、話したい事があるんだ」
「え、今じゃ駄目なの?」
「い、いや、その…直接話したいし、わ、渡したい物があるというか…その…」
ラウドのこのモジモジとした態度は、エレナに伝わった。
「え!?あ…、ああ、もう1日暇よ!あ、あ、あの…、うん。あたしもラウドに会いたい…。明日、午後にラウドの家に行くわ」
「私が行くよ。第二師団の領地は近くないからな」
「馬で行けば半日もかからないわ。それに、城だと何だかゆっくりできないし」
「…そうか。悪いな。じゃあ待ってるよ」
ラウドは数年前に買っておいた婚約指輪をせかせかと用意した。
翌朝―
エレナは森の道へと馬を進める。
その様子を、上空から眺める1魔の魔族がいた。
「あの女がラウドの最愛の…」
エレナが森に入りしばらく進むと、突然それは現れた。
目の前にほとばしる閃光。突然の落雷に、馬が前足を上げ、エレナは振り落とされた。
「あっ!」
そして駆け去る馬を落雷が襲った。
「あ、あなたは…!」
「グハハハ!何十年振りだなあ!ラウドの女よ!」
エレナが倒れながら見上げた先には、憎悪の雷獣ギドラスがいたのだ。
「ラウドを傷付けるよりも、もっとヤツが苦しむ方法はないかと思ってな。だから最愛の女を葬り去る事にした」
「な、なんですって…!?」
そのときラウドと妖狐は、同時にその魔力を感じ取る。
「ギドラス…?あの方向は…まさか!!」
【あの雷獣か?性懲りもなくまた来たのか…】
ラウドは全速力でそこへ向かった。そして妖狐もギドラスのもとへ向かう。エレナの命の灯は、ギドラスによって消し去られようとしていた。

