ニコが戦場に着いたとき目にしたものは、モルキのやや手前の地面に、思い切り拳を打ち降ろすジードの姿。
視界を覆うほどの土埃が宙を舞い、その煙幕でニコは一瞬ジードを見失う。
次の瞬間、ニコの目には土と土の間から、モルキの背後で拳を振り上げるジードが映った。
そして再びニコの視界が土埃に閉ざされたそのとき。
ドゴオォォォン!!!
爆発音にも似た、激しい轟音が鳴り響いた。
ニコにはその瞬間の出来事が見えていない。先程よりも激しい土埃がしばらくの間、空中をさまよう。
次第に土埃が収まってくると、そこには小さな隕石でも落ちたかのようなクレーター状の地面が現れた。
怒りの形相で立ち尽くすジードと、クレーターの中心でピクリとも動かないモルキ。
「す、すげえ……。これがジードの本当の力……!」
視界を覆うほどの土埃が宙を舞い、その煙幕でニコは一瞬ジードを見失う。
次の瞬間、ニコの目には土と土の間から、モルキの背後で拳を振り上げるジードが映った。
そして再びニコの視界が土埃に閉ざされたそのとき。
ドゴオォォォン!!!
爆発音にも似た、激しい轟音が鳴り響いた。
ニコにはその瞬間の出来事が見えていない。先程よりも激しい土埃がしばらくの間、空中をさまよう。
次第に土埃が収まってくると、そこには小さな隕石でも落ちたかのようなクレーター状の地面が現れた。
怒りの形相で立ち尽くすジードと、クレーターの中心でピクリとも動かないモルキ。
「す、すげえ……。これがジードの本当の力……!」

