エルネスが万全の状態であればウィドーも手こずったであろう。
しかし、モノケロウスとの戦闘で片腕と剣を失ったエルネスは、逃げながらの戦いを強いられた。
しかも相手は‘空の覇者'イグニの中でも最強のウィドーである。
ゾーマにより力を増したエルネスとはいえ、こう最悪の条件が重なっては為す術もなかった。
やや遠くから戦いを見ていたアバル軍も、この結果を見て四散していった。
ウィドーは各エリアの戦局を見るため、再び空中高く舞い上がっていった。
この戦争に参加したアバル軍の中で、単独で動く、高い戦闘力を持つ者達がいる。
それは正規軍に帯同した暗殺専門部隊である暗軍の三魔である。
そして暗軍の一魔が向かったその先は……。
「どうりで俺の所にはアバル兵が一魔も来ないはずだ。二百や三百の兵が可愛く見える」
そこにはフロティアの元幹部、赤麒麟の炎駒が佇んでいる。
炎駒は、自分に近づいてくる大きな魔力を感じていた。
他のテリトリーで激しい戦いが起きているにもかかわらず、炎駒のテリトリーにはおそらく意識的にアバル軍が入ってこない。
炎駒は、近づいてくる魔力の大きさによって、そのことに納得する。
スウッとその魔族は炎駒の前に姿を現した。
「お待ち頂いていたようですね。私はアバル軍暗軍六位(ろくみ)、ザグレブと申します。あなたを消しに来ました」
「暗軍をよこすとは、俺の評価もなかなか高いようだな」
しかし、モノケロウスとの戦闘で片腕と剣を失ったエルネスは、逃げながらの戦いを強いられた。
しかも相手は‘空の覇者'イグニの中でも最強のウィドーである。
ゾーマにより力を増したエルネスとはいえ、こう最悪の条件が重なっては為す術もなかった。
やや遠くから戦いを見ていたアバル軍も、この結果を見て四散していった。
ウィドーは各エリアの戦局を見るため、再び空中高く舞い上がっていった。
この戦争に参加したアバル軍の中で、単独で動く、高い戦闘力を持つ者達がいる。
それは正規軍に帯同した暗殺専門部隊である暗軍の三魔である。
そして暗軍の一魔が向かったその先は……。
「どうりで俺の所にはアバル兵が一魔も来ないはずだ。二百や三百の兵が可愛く見える」
そこにはフロティアの元幹部、赤麒麟の炎駒が佇んでいる。
炎駒は、自分に近づいてくる大きな魔力を感じていた。
他のテリトリーで激しい戦いが起きているにもかかわらず、炎駒のテリトリーにはおそらく意識的にアバル軍が入ってこない。
炎駒は、近づいてくる魔力の大きさによって、そのことに納得する。
スウッとその魔族は炎駒の前に姿を現した。
「お待ち頂いていたようですね。私はアバル軍暗軍六位(ろくみ)、ザグレブと申します。あなたを消しに来ました」
「暗軍をよこすとは、俺の評価もなかなか高いようだな」

