「ここから見えなければ、一旦ザガンに戻るしかない」
ロイドは山頂に立ち、周りを見回す。
しかし村の形跡はない。
「む……、ない、か。しかし、必ずどこかにいるはずだ。あの声の魔族が」
細かい場所までくまなく探そうと目を凝らしていたロイドだったが、それらしき場所はない。
「ふう、ダメか……ん?」
ロイドが一瞬力を抜き、視線のピントの範囲を拡大したそのとき。
森全体をなんとなく眺めていると、ある場所の木々が微妙に他と違う事に気付く。
「あの場所だけ、木々の伸びる方向がまちまちじゃないか?他は空へ真っ直ぐ伸びているのに……」
それは微妙な違いである。
しかし確かにそれぞれの木の伸びる方向が違う。
「結界を張るため、常に魔力を放っているがゆえの磁場の乱れ?あそこか!?」
ロイドは胸の鼓動を高鳴らせながら、その場所へ向かった。
近づくにつれ、魔族の声が聞こえるような気がする。
そして……
「よくぞいらっしゃいました、ロイド殿」
森の中から、一魔の魔族が現れた。
真っ白な肌に長い金髪。
その顔付きは凛々しく、まだ若いように見える。
ロイドは山頂に立ち、周りを見回す。
しかし村の形跡はない。
「む……、ない、か。しかし、必ずどこかにいるはずだ。あの声の魔族が」
細かい場所までくまなく探そうと目を凝らしていたロイドだったが、それらしき場所はない。
「ふう、ダメか……ん?」
ロイドが一瞬力を抜き、視線のピントの範囲を拡大したそのとき。
森全体をなんとなく眺めていると、ある場所の木々が微妙に他と違う事に気付く。
「あの場所だけ、木々の伸びる方向がまちまちじゃないか?他は空へ真っ直ぐ伸びているのに……」
それは微妙な違いである。
しかし確かにそれぞれの木の伸びる方向が違う。
「結界を張るため、常に魔力を放っているがゆえの磁場の乱れ?あそこか!?」
ロイドは胸の鼓動を高鳴らせながら、その場所へ向かった。
近づくにつれ、魔族の声が聞こえるような気がする。
そして……
「よくぞいらっしゃいました、ロイド殿」
森の中から、一魔の魔族が現れた。
真っ白な肌に長い金髪。
その顔付きは凛々しく、まだ若いように見える。

