学校につくと美紗が待っててくれた。             「おはよ!美奈子」      笑顔を振る舞ってくれる美紗。 「おはよう!」        …………           会話がなくなっちゃった。   「あれ?夜遅くまで起きてた?くまできてる」         下からのぞきこんできた美紗の顔を見ると、なんだか悲しくなってきて。            「まぁね!引っ越しの準備…し…しっ」            うわっ            涙が出てくる。        「いやだなぁ!泣かないでよ!こっちだって泣いちゃうじゃん!」「だってっ…だってえぇぇ!!」