嘘偽りの愛しい体温



「キスで男が皆喜ぶと思うな」




男性は私の手をぐっと掴み至近距離まで顔を寄せ見つめる



何この瞳…何でも見透かされた様な…獲物を捕らえ離さぬ様な瞳



何この人の目力…




「…あ…えっと…昔何かの雑誌にキスの礼で喜ぶ男性が多いって書いてて…」


「お前…抜けてんだな。俺はキス等いらねぇ。どうせくれんなら、お前が良い」


「お前って、私?」


「お前以外に誰が居る?」




わ、私っ!?