嘘偽りの愛しい体温



って、駄目よ駄目。今は蓮也の事なんて関係ないんだから



気にしちゃ駄目




「わぁ、クラゲが可愛い」


「こんなに小さいクラゲもいるんだな。刺されても痛くなさそうだな」


「確かにそうですね」




水族館は幼き頃に行ったっきり久し振りに来たから夢中になり



時間の事とかすっかり忘れてしまってた



だけど…



時間は忘れる事出来ても、蓮也の事が頭から離れてくれない。