―――23時30分――― 此処へ来てから、どれくらいの時間が経ったのだろうか 時計を見るとクリスマス終了まで後30分になってる 来た時とは違い、寒さのあまり手の感覚が無くケーキ箱を持つのがやっとだった 蓮也は来てくれそうにない あの女性の言う事は…本当だったのかもしれない… 「…何してるんだろ私…っ…」 …泣けてくる 次から次へと涙が零れ頬を伝う たった一瞬でも、会えない関係にまで…なってしまったんだね…。