嘘偽りの愛しい体温



「彼女だけじゃなく、助けられなかった人…沢山いるかもしれない。だけど、それ以上に沢山の人を救ってるんだよ蓮也」


「……………」


「自分の身を危険に晒してでも護り抜くのは…中々出来る事じゃないと思う。私なんて絶対出来ないもん。出来ない人が多い中、それが当たり前な蓮也達は凄いと思う」


「…そうか。ありがとな」


「だから…これからも沢山の人達を救ってあげてね。蓮也達にしか出来ない事なんだから……」


「ああ、分かった」




大事な話してるのに、眠気が強くなって来た。後少し…もう少しなのに…。