嘘偽りの愛しい体温



シーツの上で私に覆い被さり重なり合う身体



堪えても漏らしてしまう小さい鳴き声と、ベッドの軋む音



離れたくない



ねぇ、このままずっと一緒にいたい



一度だけで良いから…



私の名前を呼んで欲しい



ほんの一瞬でも



どんなに小さな声でも



適当にでも気まぐれにでも



何でも構わない



里桜(りお)って呼んで…。