嘘偽りの愛しい体温



このまま帰るなんてやっぱり寂しい



次会えるの、何週間先かわからないんだもん



一ヶ月半、開いた時だってあったし…



そう思うと、また余計に離れたくなくなってしまう




「蓮也」




私は蓮也の広い背中を後ろからぎゅっと抱き締める




「何だ?」


「ねぇ、もう一度しよ?」


「足りなかったか?」


「昨日は満たされたんだけど、寝たらまたしたくなっちゃった」




そんなの嘘



本当は貴方と居たいだけ…。