嘘偽りの愛しい体温



何か凄く恥ずかしい


蓮也とは色んな事して来たけど…流石にこう言う場では意識しちゃって頬が熱くなるのが伝わる




「傷はそれ程深くないが、化膿しない様医者に見せる必要あるな」


「…うん」




蓮也は私の腕を骨張った大きな手で掴み、消毒する


凄くドキドキする


久し振りに直ぐ傍にいる蓮也。ほんの少しの距離で緊張する


少し手を伸ばせば蓮也の頬に触れられる程近くて、ドキドキする


どうか私の鼓動が蓮也へ聞こえません様に…。