嘘偽りの愛しい体温



蓮也とした時はいつも思う事がある。背中にある無数の傷が気になって仕方ない



切り傷だけじゃなく、火傷でもない、刺し傷でもない…



ほんの数センチだけど、えぐれた様な痕がある



こんなに無数の傷痕がある人、初めて見たからかな



いつも気になってしまう



その傷痕を指先でそっとなぞると、蓮也にくっつく様に再び寝そべった




「…ん」




寝ぼけた蓮也は私の背へ腕を回し、身を抱き込まれた。