嘘偽りの愛しい体温



屋上へと出る為のドアは鍵が掛かっていて、覆面男は苛々した様子で銃口を鍵穴へと向け












―――バンッバンッ!―――


銃を発砲した




「きゃあぁっ!?」




狭い空間内のせいか発砲した時の音が凄く大きく耳に響き


思わず悲鳴を上げてしまう


やだ…怖い…


手と足が小さくガタガタと震えて、中々治まってくれない


さっきの大きな音のせいで耳が詰まった様な違和感に襲われ


不安感が募るばかり。