嘘偽りの愛しい体温



『でも…』


『誕生日ぐらい贅沢すりゃあいい』




ドクンッ!


再び強く鼓動が打ちつけられ


手が小さく震える


すぐ隣りに居たのは


…間違いなく


私の知ってる人


蓮也だった


この場から離れたいのに


足が動かない…


って言うか…誕生日…?


さっき誕生日だって


言ってたよね…?




『本当に良いの?』


『当たり前だ』




誕生日の日に


一緒に過ごすなんて…


蓮也の大切な人…?