嘘偽りの愛しい体温



隣りの人は彼氏にでもプレゼントして貰うのかな?


いいなぁ




『値段なんざ関係ないだろーが。お前が欲しいと思ったなら買えば良い』




ドクンッ!


私の鼓動が強く打ち付けられた


この声…


掠れた様な低い声…


話し方


私…知ってる


まさか…


まさか…違うよね…?


ねぇ…私の知ってる人じゃ


ないよね?


私は恐る恐る隣りのガラスショーケースを見ている男女へと視線を向けた。