願い事





『君、A組の松本莉子ちゃんだよね?』


俺はやっと莉子ちゃんに話しかけられた。


『そうですけど…』


この時莉子ちゃんは何を思ったんだろう。


この後の会話など、覚えていない。


ただ、俺が咄嗟に莉子ちゃんにキスしたこと。


それだけは覚えてる。



俺、相当垂らしみたいな感じ。


でもいいんだ、莉子ちゃんにやっと、近づけた。