不細工な私でもちょっとはかわいいって思われたいしね。 化粧も終わって制服に着替えようとした時、 「ゆう〜。もう龍斗くん迎えに来たわよ〜。」 急いで真新しい制服に袖を通して階段をかけ降りた。 「いってきまーす。」 すると、キッチンからお母さんの声が。 「入学式、お母さんもお父さんも行けないから千代さんに頼んどいたから。」 「はーい。いってきます。」